« 予期せぬ出来事 | トップページ | 冬は必ず春となる »

2015年12月 4日 (金)

ふるさとは語ることなし

307

先月喪中ハガキを出したのですが普段お会いできない多くの

方々から心温まるお悔やみのお便りやお電話を頂き改めて

感謝の思いでいっぱいです。

数日前も新潟の中学校の同級生のNさんからハガキが届きました。

彼はたまたま高校でも同級生でした。社交家で面倒見の良い彼は

クラス会の幹事役も務めていて彼のような人が居てくれるから

長年にわたってクラス会が続いているのだと思います。

優しい気遣いの文面を見ながらふと今年9月に行われたクラス会

での出来事を思い出しました。定刻30分前に全員が集合し

護国神社の広い境内を散策したのですが林の中に新潟県人が

誇る文化人で無頼派作家といわれた坂口安吾の記念碑が建って

ました。

かなり大きな石碑でそこに“ふるさとは語ることなし”と刻まれて

いたのですがNさんが言うには「自分は長い間“ふるさとは語る

ことなし”の意味についてふるさとへの思いが強すぎて一口には

語れないという意味だとばかり思っていたけれどどうもそうでは

無かったらしい」と残念そうな口ぶりでした。

何人かその意味について話し合っていましたが私は坂口安吾に

ついては名前は知ってはいるけれど小説も読んだことがなかった

ので彼の真意は知るべくもなく黙って聞いていました。

後で経歴とか調べた結果複雑な生い立ちを知るにつけ郷土に対する

思いも愛憎入り混じったものだったのではと私なりの感想です。

Nさんのハガキで“ふるさと談義”を思い出しました。私のふるさとは

帰りたくても帰れない樺太です。私の場合のふるさととはそれこそ

Nさんのいう思いが強すぎる“ふるさとは語ることなし”の方かも

知れないと思いました。

« 予期せぬ出来事 | トップページ | 冬は必ず春となる »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1962794/62807629

この記事へのトラックバック一覧です: ふるさとは語ることなし:

« 予期せぬ出来事 | トップページ | 冬は必ず春となる »

無料ブログはココログ