« 夏もそろそろ終わり その2 | トップページ | コンビニ前で朝食を »

2017年8月27日 (日)

二十世紀の思い出

417_1024x719

残暑が続いていますが何となく秋の気配を感じるように
なりました。

スーパーの果物コーナーに色々な品種の梨が置かれて
います。

ふと見ると後発の品種にかっての主役の座をゆずって
あまり見かけなくなった二十世紀がありました。

ああに十世紀だと思わず手に取るとはるか遠い昔の
まだ二十歳だった頃の切ない恋の思い出が蘇って
きました。

当時新潟市に住んでいて好きで好きで大好きな男性も
いたのですが元々北海道育ちの私には望郷の念止み
難く父に転勤で札幌に戻る話が持ち上がると彼の事は
あきらめようと決心したのでした。遠く離れたら忘れられる
と思っていたけど浅はかというか離れて募る恋心で
食事ものどを通らなくなる程の恋煩いを経験しました。

話せば長い話になってしまうので省略してショートストーリーに
すると札幌には先に父と私が転居し母と弟二人は学校を
卒業するまで新潟でと2世帯に分かれていたのです。
父と暮らし始めて数か月経ち私の異変に気付いた父が
一度新潟に行って来なさいと言ってくれたのが8月の終わり
ちょうど今頃でした。

けれど時すでに遅しで彼は親の進めで同郷の女性との
結婚が決まった後でした。
私達は親しくはしていても結婚云々という話まで行っていた
訳ではないので仕方のない事で逆に自分の目で現実を
確かめられ未練を断ち切る決心がついたのです。

十日程静養していよいよこれで新潟ともお別れという日
発車間際に彼がホームに駆けつけてくれデッキに立つ
私に「向こうに行ったら幸せになるんだよ!」と言って
二十世紀が沢山入った籠を渡してくれました。

彼がくれた二十世紀の美味しかったこと!悲しいのに
美味しすぎて余計悲しくて以来半世紀以上も二十世紀を
食べていませんでした。

今回たまたま二十世紀を目にして一途に思いつめた
あんな時代もあったなと懐かしく思い返しています。



« 夏もそろそろ終わり その2 | トップページ | コンビニ前で朝食を »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1962794/71540500

この記事へのトラックバック一覧です: 二十世紀の思い出:

« 夏もそろそろ終わり その2 | トップページ | コンビニ前で朝食を »

無料ブログはココログ